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表象文化研究所
Research Institute for Culture and Representation
この社会を人体に喩えるならば芸術・文化は血液のようなものです。血液がない肉体が生存できないように社会もまた芸術・文化がなければ無味乾燥なシステムだけの容れ物でしかないでしょう。ひとは生まれてから死ぬまでただ食事をし排泄する、労働し消費するだけの存在ではありません。人間の出会いや別れの中に喜怒哀楽が生まれ、それを舞台や映像、絵画・音楽やことばなどで表現することで生の喜びや死の儚さを体験します。このような創造・表象行為が文化として社会を有機的にし人生に意義をもたらします。この研究所ではこのような表象文化を研究し社会の文化的資産として還元する目的を持ちます。

Research
ひょう‐しょう ヘウシャウ【表象】
〘名〙
① 現われた形、姿。
※小春(1900)〈国木田独歩〉三「自然其物の表象変化を観て」
② (━する) 考えなどを形に現わすこと。特に、ある抽象的なものごとを、別のより具体的なものごとによってあらわすこと。
※教育・心理・論理術語詳解(1885)「表識トハ心意内ニ起リタル情状殊ニ感応等ヲ外面ニ表ハスノ義ニシテ〈略〉表象ト云フモ異名同義ナリ」
③ 哲学で、意識の中に現われてくるものやその内容。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕
④ 心理学で、直観的に浮かぶ感覚的な心象。〔新しき用語の泉(1921)〕
⑤ 象徴。〔新しき用語の泉(1921)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について
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